広陵高校新監督「寮内のルール変更？ないよ」

【広陵高・松本健吾新監督一問一答】寮内のルール変更は「特には（ない）」目指すのは「どなたからも応援される野球部」　野球部員間の暴力問題で全国高校野球選手権を途中で出場辞退した広陵が30日、秋季高校野球広島県大会北部地区予選の初戦となった2回戦に臨み、油木に23―0で5回コールド勝ちした。

広陵は初回から打者14人の猛攻で8点を先制。その後も毎回の複数得点で試合を支配した。

1990年から35年間指揮を執った中井哲之前監督（63）が退任。松本健吾新監督（34）の就任後、初の公式戦で上々のスタートを切った。以下は松本監督の一問一答

―就任後初の公式戦、どのような気持ちで臨んだ

「とにかく自分たちの野球をやろうというのを目標に臨みました。自分に与えられた役割を一生懸命やるだけ。秋の大会に向けて一生懸命やる」

―暴力問題があった中で、今後どのように戦うか

「一戦一戦、一生懸命やっていく」

―先輩のコーチ陣がいる中でなぜ若い松本監督に

「学校の判断。僕は与えられた役割を全うする。とにかく秋の大会に向けて一生懸命頑張っていく」

―23―0という結果について

「自分たちの野球をしようとした結果が、今日の試合の勝ちにつながった」

―試合前の選手たちの様子は

「初戦ということで緊張もあったと思うが、選手たちは目の前の試合に一生懸命挑んでいたと思う」

―注目度が高かった中で選手たちにどう声をかけたか

「新チームから一生懸命、選手たちは頑張っていたので、いつも通りの野球をしていこうと声をかけた」

―今後はどのようなカラーのチームに

「明日も試合があるので、まずは明日の試合に勝てるよう取り組んでいく」

―新チームはいつからスタート

「甲子園に行っているときから新チームの体制で練習はしていた」

―地区大会初戦にもかかわらず多くの報道陣が詰めかけたことへの受け止めは

「とにかく一生懸命やろうと。これだけの方に注目してもらえているけれど、とにかく試合に集中しようと声をかけた」

―なぜ注目を浴びたと思うか

「今回のことを踏まえてだとは思っているが、新チームが始まっているので、とにかく秋の大会に向けて頑張ろうという気持ちで戦っている」

―今日は監督の思いを選手が実現してくれた

「はい」

―どんな野球を見せたいか

「どなたからも応援してもらえる野球を目指していこうと常々言っている」

―甲子園辞退からここまでの道のりを選手たちはどんな風に取り組んできたか

「いつもと変わらず一生懸命取り組んでいる」

―監督に就任してチーム内で変えたことは

「目の前の秋の大会に向けて自分たちの野球をするためにどうしていけばいいのか日々考えて練習に取り組んでいる」

―練習メニューや寮内のルールで変えたことは

「特には（ない）」

―監督が言う「自分たちの野球」とは

「どなたからも応援される野球部を目指していこうというのが、自分たちの野球ということ」

―中井哲之監督はなぜ退任したのか

「私の方からはお答えできない」

―どなたからも応援される野球部になろうというのは選手たちにも伝えているか

「常々言っている」

―どなたからも応援される野球部になるというスローガンは新体制になって決めたことか

「これまでもそういった、どなたからも愛される野球部という思いはあったが、より一層どなたからも愛される、応援される野球部を目指そう言っている」

―応援されるチームになるには野球部としてどういうふうにならなければならないと思うか

「とにかく謙虚に日々一生懸命取り組むこと、まずそこが大切だと私自身は感じている」

―今日の試合で保護者や関係者に応援してもらえたという実感はあったか

「いまできることは全力でさせていただいた。試合の中でも全力疾走や守備に就く一歩目からダッシュで行こうという声かけをした。その姿が届いていればうれしい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/225b370e29c2fff6b6b092be3a4dcfe608cbf05b