【経済】 生コン１７％値上げへ　札幌の組合、材料高騰で

10/30 09:41 更新

　札幌市内の生コンクリート製造業者でつくる札幌生コンクリート協同組合は２９日までに、来年４月に現在１万３３００円（１立方メートル当たり）の生コンを１７％高い１万５５００円に値上げすることを決めた。値上げは５年３カ月ぶり。五輪特需などで骨材や輸送費が高騰しているためで、ビルやマンション価格の上昇にもつながりそうだ。

　生コン業界では中小企業保護のため、各地の協同組合で値決めすることが法律で認められている。札幌の値上げは８００円上げた２０１６年１月以来。北海道生コンクリート協同組合連合会によると、今年１０月には道内２９組合のうち７組合が１～１１％値上げし、千歳地区は１立方メートル当たり１％高い１万４７００円、南北海道（北斗）は１１％高い２万３００円に値上げした。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/476301