「バート・バカラックの名曲 ベスト10」 を米 Billboardが発表

10 Best Burt Bacharach Songs
02/9/2023
Billboard
https://www.billboard.com/lists/best-burt-bacharach-songs/whats-new-pussycat-1965/

■この比類なき作曲家は、ディオンヌ・ワーウィック、ダスティ・スプリングフィールド、カーペンターズ、ハーブ・アルパートなどのために、大ヒット曲を書きました。

バート・バカラックのベストソングのリストを考えるとき、このような死があるたびにそうするのですが、まあ、すべてと言いたくなる誘惑があります。

彼の作品群は、Great American Songbook 2.0と言えるもので、これらの曲は最高の歌い手たちによって歌われた。ディオンヌ・ワーウィック、ジャッキー・デシャノン、ダスティ・スプリングフィールド、トム・ジョーンズ、アレサ・フランクリン、さらにはハーブ・アルパートが珍しくヴォーカルをとっている。2008年、レコード・アカデミーは彼を「現存する最も偉大な作曲家」と評し、その4年後、彼とデヴィッドは作曲家コンビとして初めて、米国議会図書館からガーシュウィン賞（ポピュラーソング部門）を授与されたのである。バカラックは他にも、グラミー賞6回（ほかに生涯功労賞と評議員賞）、アカデミー賞3回、ソングライターの殿堂入り、スウェーデンのポーラー音楽賞など、多くの栄誉に輝いている。1999年には『ピープル』誌が彼を「最もセクシーな男性」の一人に選んだ。

（※中略）

■10 Best Burt Bacharach Songs

1　"I Say a Little Prayer" (1967)

2　"(There's) Always Something There to Remind Me" (1964)

3　"Walk On By" (1964)

4　"(They Long to Be) Close to You" (1963)
5　"Toledo" (1998)
6　"This Guy's In Love With You" (1968)
7　"One Less Bell to Answer" (1967)
9　"Raindrops Keep Fallin' On My Head" (1969)
10　"What's New Pussycat?" (1965)

1　「小さな願い」 (1967)
https://www.youtube.com/watch?v=ZlGmMLfWsqM
ウォーウィックのオリジナル・テイクと、1968年にアレサ・フランクリンがアルバム『Aretha Now』で歌ったこの曲は、1年足らずの間に2度もHot 100のトップ10にランクインしたほど素晴らしい曲である。デヴィッドは、ベトナムに派遣されている夫やボーイフレンドを心配する女性の気持ちを歌詞にしたのだが、曲の中ではそのことは明確に述べられておらず、スタジオで正しく仕上げるのが難しい曲として有名で、実際、バカラックはリリースされたワーウィックの曲に不満を持っていると公言している。天才が常に正しいわけがない。

2　「(There's) Always Something There to Remind Me」 (1964)
（Naked Eyes）
https://www.youtube.com/watch?v=lVrELhxOFnM
（Sandie Shaw）
https://www.youtube.com/watch?v=hp-FnGb4wbY
バカラックとデヴィッドが得意とした傷心と憧れは、ルー・ジョンソンのオリジナルでも、サンディ・ショウやネイキッド・アイズによるその後のヒット・バージョンでも、この曲のほとんどのバージョンにきちんと凝縮されています。
特にコーラスのうねりは、シンガーの応援歌のような役割を果たしながらも、最初にそこに到達したメランコリーを決して手放さない、魅惑的な浮揚感があります。この曲を作った天才を思い出させるために、本当にいつもそこにいるような曲です。

3　「ウォーク・オン・バイ」 (1964)
https://www.youtube.com/watch?v=vsGsCvJWEo8
ディオンヌ・ワーウィックのオリジナル（そして決定版）レコーディングでは、ストリングスやホーンに囲まれた中でも、繊細さが重要な鍵を握っている。しかし、アレンジも、楽器編成も、そしてワーウィックのヴォーカルが伝える心の傷も、何もかもが誇張されていない。
彼女の声とポール・グリフィンのピアノが主役で、通り過ぎるのではなく、この曲が流れるたびに足が止まり、おそらくリスナーも泣き崩れてしまうことだろう。

（※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。）

バカラックの姿はオースティン・パワーズの劇中でI'll never fall in love again を歌うエルヴィス・コステロの後ろでニコニコ笑ってるのを見たのが最初で最後だったなぁ