森氏後任の選考検討委8人が判明　室伏氏ら五輪パラ出場経験者6人

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の辞任表明を受け、後任候補を選考する候補者検討委員会の顔ぶれが16日、明らかになった。全8人のメンバーのうち、2004年アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストで、スポーツ庁の室伏広治長官ら6人が五輪やパラリンピック出場経験者となった。検討委は16日、東京都内で初会合を開いた。

　関係者によると、男女4人ずつで、委員長はキヤノン会長兼社長最高経営責任者（CEO）で組織委名誉会長の御手洗冨士夫氏が務める。その他の7人はいずれも組織委の理事で、日本オリンピック委員会（JOC）の山下泰裕会長▽東京都の多羅尾光睦副知事▽室伏長官▽国際オリンピック委員会（IOC）プログラム委員の荒木田裕子氏▽元体操選手の田中理恵氏▽元柔道選手の谷本歩実氏▽パラリンピック競泳選手の成田真由美氏。

　検討委は17日も会合を開く予定で、後任候補を絞り込む。その後、理事会での決議を経て新会長を選出する。複数の関係者によると、後任候補には夏季、冬季の五輪出場経験を持つ橋本聖子五輪担当相や、JOCの山下会長らが浮上している。【倉沢仁志、小林悠太】

毎日新聞 2021年2月16日 16時49分(最終更新 2月16日 16時49分)
https://mainichi.jp/articles/20210216/k00/00m/050/150000c

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