【韓国経済】史上初、KOSPI3000突破　韓銀はバブルを警告

KOSPI（韓国総合株価指数）が史上初めて3000のラインを突破した6日午前、ソウル市永登浦区汝矣島のKB国民銀行ディーリングルームの電光掲示板では、KOSPIが前日より15.59ポイント（プラス0.52％）高い3006.16を示している。

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韓国株は6営業日連続で過去最高値を更新し、韓国総合株価指数（KOSPI）の3000超えが目前に迫っているが、最近の韓国株式市場の特徴は「東学ケミ」と呼ばれる個人投資家が主導していることだ。外国人と機関投資家が連日巨額を売り越しているのとは対照的だ。

　「東学ケミ」の「ケミ」は韓国語では「アリ」を意味し、個人投資家を形容するのに使われている。「東学ケミ」は新型コロナウイルス流行後、外国人が韓国株を売り浴びせたのに対し、株式を買い支えた個人投資家を指す。かつての東学農民運動（甲午農民戦争）にちなんだ呼び名だ。

　ソウル汝矣島の証券街では「これまで個人投資家主導で株価が急騰した後には間違いなく株価が急落した『黒歴史』がある」として、短期間での過熱を警戒する声が高まっている。実際に過去にはKOSPIが1000、2000の大台を突破した後、大幅な株価下落があった。

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洪副首相は「政府も危機対応の過程で急激に増えた流動性が資産市場への集中や負債急増などを引き起こす可能性に特に留意しながら、市中の流動性を細かく管理していく」と述べた。

韓国政府は今年、韓国経済の重大リスクを「流動性集中による株式市場・不動産など資産市場の異常過熱」「実体経済と金融の乖離」とみて、対策を検討しているとされる。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/01/06/2021010680008.html