面接官「あなたがジョーダンの跳躍力『助走ありの垂直跳び1m22cm』の能力を手に入れたとします　バスケ以外で何をしますか？」

人がジャンプしてから着地するまでの時間、いわゆる滞空時間。私たちの平均滞空時間は約0.5秒ほどと言われており、思ったよりも短く感じるかもしれない。しかし、これはあくまで“一般人”の話だ。バレーボールやバスケットボールのトップアスリートたちはさらに長い時間空中に留まることができる。

そのなかでも最高クラスのジャンプ力を持つ男、マイケル・ジョーダンは一体どのくらい宙に浮いているのだろうか？

マイケル・ジョーダンの最も有名なダンクシュート、コンテストで見せたフリースローレーンからのジャンプの滞空時間を計算すると0.92秒になる。つまり、一般人の2倍ほど空中に留まっていられるということだ。人間の限界は1秒までと言われており、その限界点にいるのがジョーダンだ。

人類最高峰のジャンプ力を持つジョーダンが魅せる空中プレイは信じられないものばかりである。ダンクシュートはもちろん、後ろ向きのダブルクラッチや“クラッチ”ジャンプショットなど、「なぜそれが入るのか？」と疑いたくなってしまう。

ジョーダンの長い滞空時間を生み出しているジャンプ力は垂直跳びで122cmと言われており、もともと96cmだった記録をNBAに入ってから26cmも伸ばしているのである。これは当時ジョーダンの専属トレーナーを務めていた、ティム・S・グローバーが考案した「ジャンプアタック」というトレーニングによるところが大きいという。このトレーニングはそれまでの、ただ負荷をかけただけのウエイトトレーニングと違い、よりバスケットボールの動きを意識したものであった。

“神様”マイケル・ジョーダンはなぜ、空を飛べるのか？ | JASON RODMAN
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