クレジットカード使える店で現金使う奴ってなんなの？？？　クレカのほうがポイント貯まるし得だろ

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スーパー「アキダイ」社長が語る　消費減税とテレビ出演

　消費税の増税にあわせて軽減税率が導入されてから、1年になります。コロナ禍でもテレビによく登場する食品スーパー「アキダイ」の秋葉弘道社長（52）が、8%の線引きに振り回された経験や消費税減税への考え、そして、メディアの取材を頻繁に受ける理由を語りました。
　あきば・ひろみち　1968年生まれ。高校を卒業後、機器メーカー、八百屋などを経て92年に創業。東京の練馬区と杉並区でスーパー5店のほか、パン屋や飲食店も手がける。従業員は150人。

　――軽減税率、ポジティブな言葉だそうですね。

　「当初はネガティブでした。対応レジの導入にはお金がかかるし、正月の鏡もちは飾りだから10%なのか、食品で8%なのかとか、面倒でしたから」

　「でも、『軽減税率』の言葉が昨年の新語・流行語大賞トップ10に入り、受賞者として表彰式に出て、ポジティブになりました。他人のふんどしで相撲をとるみたい、と考えましたけど、あんなにも『おめでとう』とお客さまから言われたのは、人生初めての経験でした」

　――増税後、お店ではどんな変化を感じましたか。

　「お客さまの財布は一つです。『ほとんどの食品は8%のままなので、（食品スーパーに）影響はない』とも言われましたが、増税となればやはり価格への関心は高まります。できるだけ特売日に買う、平日は枝豆など酒のつまみは控える。家計全体で目先の出費が増えれば、だれもが日々買うものを減らす努力をします。真っ先に影響が見えたのは、プチぜいたくの果物でした。同じリンゴでも、価格の高いものから売れ行きが鈍りました」

　――春先以降はコロナ禍で、生活が一変します。

　「野菜の価格はずっと高いままです。気候が悪く、在宅の人が増えて、需要も高まりました。価格は需要と供給のバランスで、決まりますから。店から見れば特売日ほど多くのお客さまが来るし、コロナ対策としてアルコール消毒液などの出費は増える。当然、店の利益は落ちています」

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スーパーの店頭には、「大特価」を打ち出す値札が並ぶ=東京都練馬区のアキダイ関町本店

　――「大特価！！」「激安」「満腹セール」「タイムサービス品」など、売り場には、安さを伝えるいろいろな表現を見かけます。

　「その日なりのサービスで売らないといけない。お客さまは価格に全般的にシビアです。コロナで仕事や残業がなくなって、収入が減った人は少なくありません」

　――キャッシュレスの時代なのに、アキダイのレジでは7月から「クレジットカードが使えない」とあります。

　「政府の増税対策として始まった5%のポイント還元制度で、実のところ、年末に破産すると思いました。というのも、結局、私たちの仕入れは現金なんです。カード決済では、手元に売り上げが入るのは1カ月近く後になってから。日々、市場で買い付ける代金は回せません。アキダイは年商29億円ですから、オールキャッシュレスの社会ではない以上、資金繰りは厳しい。年末に銀行から急きょ、3千万円ほど借りました。
従業員のボーナスも払えなくて、3月になってから、少し賞与を出しました。苦渋の選択でしたけど、カードの取り扱いは一部の店をのぞいて、還元制度が終わった6月末でやめました」

　――家計支援を掲げて、消費税の減税を求める声もあがっています。

　「せっかく10%に上げたのですから、コロナで苦しんでいる人を救う、あるいは社会保障などの分野でもいい、有意義に使うべきです。税率をいったん下げてまた上げるとなれば、値札やレジなどで店の対応は混乱します。お客さまから見ても、税率を下げれば『いつまた増税か』と不安になる。税率が下がったから価格への関心も下がってみんなが買うようになる、とはとても思えません。不安や警戒から、余計に不景気になります」

　――それにしても、なぜテレビやラジオなどの取材を、たくさん受けるのですか。

　「10年以上前から出続けて、年間250回は出ているでしょうか。緊急事態宣言が出たこの4月は、テレビだけで65回ありました。店に来るお客さまにおいしかったと喜んでもらえたら、とってもうれしい。取材に来る皆さんに、自分が話をして喜んでもらうのも、同じです」

たまにこういう奴いるけど、何で経営者目線の話になるの？