【FNN】「中国は大政翼賛会・暗黒国家だ」香港めぐり超党派議連が緊急声明「内政干渉でない! 香港市民の自由守れ」

香港で民主活動家らの逮捕が相次いでいる事態を受け、日本の超党派の国会議員らが中国共産党に強く抗議する声明を発表した。

緊急の記者会見には自民・立憲・国民・維新などの国会議員が出席し、「基本的人権を蹂躙する行為は近代民主的国際国家として許されるものではなく、中国共産党に強く抗議する」とした声明を出した。

中谷元・共同代表「国家安全維持法案が制定されてどうなるかを見守っていたわけだが次々と逮捕されるというまさに香港市民への思想・言論・集会・結社・出版こういった自由が認められないようなことが起こっていまして、我々は強く中国共産党政権、また香港の政府に対して抗議をし、これからのことについて我々からも強くメッセージを発したい。まさに戦前の日本の大政翼賛会、国会によって作られた全体主義で、自由のない暗黒国家・ブラックボックスとなってしまっている」

香港では国家安全維持法に違反したなどとして、民主活動家の周庭さんや中国政府に批判的なメディアの創始者らが相次いで逮捕されている。

共同代表の中谷氏は、中国が日本政府からの批判に対し「内政干渉だ」と反発していることについて、「内政干渉ではない」と反論し、声明の中で、中国は1997年の香港返還の際の英中共同声明で約束された「一国二制度」の原則に基づき香港市民の自治と自由を守る義務を果たすよう求めた。

また香港では秋に予定されていた議会選挙が1年間延期され、民主派候補の立候補が取り消される事態となっている。

山尾志桜里 共同代表「候補者の資格の回復を求め、選挙をできるだけ早く実施すべきである」

また声明で日本政府に対しては、国家安全維持法に基づく中国や香港政府からの捜査共助に応じないことや、在日香港人を保護するためのビザなし滞在期間の延長、ビザに関する柔軟な運用などを求めていて、議連メンバーは総理官邸を訪問し申し入れを行った。

フジテレビ系（FNN）8/12(水) 21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f34aacdf0cd5fa48f08959713a2a409f8aa01b9