「集中治療を譲る意志カード」という謎のカードが日本原始力発電協会から配布される

新型コロナ「集中治療を譲る意思カード」作成者に抗議します
「#集中治療を譲る意思カード」誰が考えたのか。塩村あやか議員のいうとおり、こんな意思カードが一般的になるような社会は恐ろしい。
いま、私たちがすべきことは前もって「いのち」を若者にゆずるような決断を高齢者本人に前もって迫ることではなく、
新型コロナウイルスによって「いのち」の選択を医師がしなければならないような状況、いわゆる「医療崩壊」が起らないように全力をもって取組み、第２波に備えることではないだろうか。

今日（２０２０年６月７日）、塩村あやか・立憲民主党参議院議員が「志願させるのですか。今度は高齢者を。反対です。
こんなカードが一般的になる社会は恐ろしい」とのコメントつきで毎日新聞の「集中治療を譲る意思カード」ツイートをリツイート。

『「私は若い人に高度医療を譲ります」 高齢の新型コロナ患者が集中治療を若者に譲ることを想定した「意思カード」に注目が集まっています。高齢者への圧力になると批判する意見も。』（毎日新聞ツイッターアカウント）

なお、香山リカ・精神科医も「反対します。現場では例外的あるいは結果的に『命の選択』をせざるをえない場面もあるでしょうが、原則的にそれはあってはなりません。
ましては医療を受ける高齢者にあらかじめ選択させるなんて言語道断です」とツイートしている。

新型コロナ「集中治療を譲る意思カード」作成者
石蔵文信・循環器内科医が代表をつとめる一般社団法人「日本原始力発電所協会」が、「集中治療を譲る意思カード」を公開している。
一般社団法人「日本原始力発電所協会」のウェブサイトには代表の石蔵文信・循環器内科医の「あいさつ」文が掲載されている。

そこには「医療では、急速な少子高齢化で高齢者人口が増加し医療費などの社会保障費の増加が懸念されています。
生活習慣病の元になるメタボリック症候群は予備軍を含めて2000万人もいると推計され、ダイエットも国民的急務です。

地域社会では、地域の商店街や民家に空き家が増加し、住民の結束が希薄になって孤独死などの問題が深刻になり地域のコミュニケーションの再構築が大きな課題となっています。
特に高齢男性が社会から孤立する傾向にあります。加えて各地で放置される自転車も社会問題となっています」と。

また「電力供給・メタボ・高齢者対策・地域活性・放置自転車などの問題を一挙に解決出来る可能性が、自転車発電です。
簡便な発電装置がついた運動器具（エアロバイク発電機）が普及することで節電意識が高まると同時に、ダイエットを長続きさせ、うつ状態などを改善させる可能性があります。
自転車発電所（我々は原始力発電所と称します）が各コミュニティに定着すると老若男女問わずに多くの人が電気を作るという目的をきっかけに集い、その集いは次第に地域を活性化させる核になるのではないでしょうか？　
先進国で真っ先に超高齢化社会を迎え、莫大な社会保障費が心配されていますが、資源の少ないわが国では人が資源であり、
高齢者に”発電“というキーワードで元気になってもらい地域を活性化させる社会資源として活動していただく運動を始めました」と。

つまり「高齢者に”発電“というキーワードで元気になってもらい地域を活性化させる社会資源として活動していただく運動」を促進する団体らしい。
その団体が「譲（ゆずる）カード」「命の選択カード」「集中治療を譲る意思カード」をつくり普及させようとしている。団体の目的からすると意味不明のことをしている。

なお、原子力と勘違いする人がいるが「原始力」。自転車を人力で動かすという意味で原始力。循環器内科医の人が高齢者のリハビリを兼ねて提案されている。
その高齢者を相手にしているドクターが、人工呼吸器が足りない時は若い人を優先できるようにしたいが、ドクターが「命の選択」をすることは責任が重いから、
高齢者本人に前もって「譲（ゆずる）」という意思表明をしてもらいたいということではないだろうか。
https://blog.goo.ne.jp/roudousoudan/e/17b4d71f94e4ef665d0a716cc217cd68
https://eco-powerplant.com/files/YuzuruCard.pdf

日本原始力発電所協会
https://eco-powerplant.com

しかしスゲーな、医療崩壊を認めたくないばかりにここまで日本人に自死を求めるのか