町医者はヤブっぽいから大学病院に行ってもええの？

https://www.oita-press.co.jp/gxeducation/2025/01/01/JDC2024122401523

【大学受験学習アドバイス】１月の過ごし方

　学習アドバイスのコーナーはＱ＆Ａ方式でお届けします。大学受験生向けは、英進館天神本館高等部本部（福岡市）の神田岳彦講師が、受験生や保護者の質問に答えます。

　Ｑ．１月になり、共通テストが近づいてきました。不安な気持ちにどう向き合えばいいですか。テスト当日の過ごし方も教えてください。

■試験当日までの勉強計画を立てる

　Ａ．勉強したことは確かに身に付いています。でもそれを実感できず、不安になる受験生は少なくありません。不安を解消するために、試験当日までの勉強の計画を立てましょう。実行が難しいくらいの計画にすると、達成できた時に自信になります。その自信を持って試験に臨んでください。
　立てた計画や受験のスケジュールは家族に共有します。「試験当日は何時に家を出るから、何時までにお弁当を作ってほしい」など、予定を伝えて協力をお願いしましょう。当日に急なトラブルが発生した時も助けてもらえます。
　この時期は気持ちの余裕がなくなって、電車が遅れたなど、どうしようもないことにイライラしてしまう人もいます。自分でコントロールできないものに憤っても仕方ありません。気持ちを切り替え、できることを考えるのが大事です。
　受験は孤独な闘いですが、周りには「何とか力になってあげたい」と思ってくれている友人や家族、学校や塾の先生がいます。悩みや不安があれば、ぜひ相談しましょう。「もっと勉強すればよかった…」といった内容でも、話すだけでガス抜きになることがあります。周りの人は話しかけやすい雰囲気をつくって聞いてあげましょう。

■初日の後は２日目の勉強に集中する

　共通テスト期間中は、特に１日目が終わった後の過ごし方が大事です。今年の初日の１月１８日は英語のリスニングが午後６時２０分に終わるので、帰宅すると午後８時、９時になるでしょう。２日目に備えようとすれば夜更かしできません。
　大分県の受験生は試験会場まで学校ごとにバスで移動するケースが多いので、帰りの車内の時間を活用しましょう。１日目の試験の答え合わせをして一喜一憂するのではなく、２日目の勉強に集中してください。忘れずに教材を持って行きましょう。
　帰宅後も、友達とＬＩＮＥ（ライン）をしたり動画を見たりしている時間はありません。食事や入浴を済ませてすぐ勉強に取りかかれるように、１日目の朝には家を出る前に、帰って勉強する教材を机の上に準備しておきましょう。試験会場に持って行くために作ったノートは、１日目の帰りの車内でも帰宅後も役立ちます。
　２日間の共通テストが終わった後、自己採点をします。予定よりも点数が取れなかった場合、第１志望の大学を受けるか別の大学に出願するか、なるべく早く決めましょう。国立大の２次試験は２月２５日からです。共通テストが終わってから約５週間。出願校を迷っていると出遅れてしまいます。
　学校や塾の先生はすぐに、そこからできる最善の策を提案します。保護者も気持ちを切り替えて、子どものために何ができるか考えてください。次の一歩を早く踏み出すことが大事です。