東京の新型コロナ感染者累計、１週間で２・４倍に

東京都の新型コロナウイルス感染者は、5日で累計1033人となった。

1週間前の3月29日までの約2・4倍に急増し、オーバーシュート（爆発的患者急増）に陥る恐れが強まっている。小池百合子知事は5日夜、感染経路を追えないケースが多いことにも危機感を募らせた。

「感染者数が倍増するのに5日かかっており、欧米の2～3日より遅いペースだが、確実に増加している」。都が5日に公開した小池知事の動画で、厚生労働省クラスター対策班メンバーの西浦博北海道大教授は、オーバーシュートについてこう語った。

都内で1～2月に確認された感染者は、中国・武漢からの旅行者や、屋形船の宴会に参加したタクシー組合関係者ら。感染経路がはっきりした場合が多く、1日当たりの感染者も10人台にとどまっていた。

だが3月25日に41人の感染が確認されると、事態は一変する。小池氏はこの日、緊急の記者会見を開き「感染爆発、重大局面」と、重ねて不要不急の外出自粛を求めた。さらに6日後の同31日には78人に、4月4日には初の3ケタ台となった。

感染者の急増とともに、問題なのは4月以降、経路不明の感染者の割合が多くを占めていることだ。小池氏は5日夜、報道陣に感染者143人への見解を問われると「驚くような数字だが、もっと驚くのは感染経路不明が90人を超えていることだ。今後どうなっていくのか」と懸念を深めた。（共同）

[2020年4月5日23時29分]
https://www.nikkansports.com/general/news/202004050000547.html

検査スルナーズ、イミフ

死者数が跳ね上がったら緊急事態でいいよもう