掃除中の小学生のふくらはぎを30センチの板が、貫く。12級後遺障害に

大阪府岸和田市は３０日、令和２年１２月に市立小学校の体育館で当時小学５年の男児が転倒し、床板が左足ふくらはぎを貫通する事故があり、男児側に慰謝料などとして解決金約５９０万円を支払って和解すると発表した。１２月７日開会の市議会に、支払いの承認を求める議案を提出する。

市によると、男児は体育館でモップを使って清掃中に転倒。その際に床板がめくれあがり、左ひざをつくような体勢になった男児の左ふくらはぎを床の木片が貫通し、その先が左太ももに刺さった。木片は長さ約３０センチ、最大幅３センチ、厚さ１センチあった。

市側は災害共済給付制度を利用し、解決金の一部は支払っていた。今回、しびれが残る後遺障害１２級と診断されたことから、弁護士を通じた交渉の上、解決金の総額が確定したという。

市では事故後、全校で床板を点検するなどの対応をしたとしている。

https://www.sankei.com/article/20231130-V2NDOA6OC5LSBAHH5PYXVQH3RU

目撃していた児童たちにも100万円ずつあげろ