喜多ちゃん「伊地知先輩、もうバンド抜けてください」虹夏「え…」

喜多「バンドのファンは8割方ボーカルのファンですよ？リョウ先輩は作曲できるし、ひとりちゃんは…本当はすごくカッコいいですし！」

虹夏「ハハ..カッコいいって」

喜多「自称リーダーのくせに何もバンドに貢献してないドラマーよりよっぽどいいぞ？」

虹夏「…」

喜多「！？」

ぼっち「たっ確かに虹夏ちゃんはドラム下手だし作詞も作曲もできないし宣伝活動は喜多ちゃんに丸投げだしリーダー気取りなのにバンドのピンチのときにはアタフタするだけで役に立たないですけど…！！」

ぼっち「に、虹夏ちゃんがいなかったら私はバンドやることも、みんなと出会うこともなかったから…！！」

虹夏「ぼっちちゃん…」

山田「私も、虹夏が誘ってくれなかったらあのとき音楽辞めてた」

山田「虹夏は虹夏にしかできないやり方でバンドを支えてくれてたと思う…それに誰か1人でも欠けたらそれはもう"結束バンド"じゃないから」

虹夏「リュウ…」