小学校の頃ずっと近所の親友とチャンバラをしていた話

初めてあったのは多分小学3年生

近所のイベント的なやつで飯食ったりするとこであったんだが小学生のコミュ力ってやばい、今なら絶対にできない

そして実は10m圏内に住んでいることが判明して毎日遊びに誘うようになった

最初こそゲームをしたり、家にバスケゴールがあったのでバスケをしていたんだが

昔から自分はアニメが好きで剣とか盾とか買ったり作ったりしてチャンバラをしだすようになった

最初は剣一本の戦いだったけどもう一本持って二刀流になったり盾を持ち出したりした

剣2本と盾一つを持って広場でやってたが田舎だったこともあり段々とフィールドが広がり近所の田んぼや林など全てがフィールドになり始めた

ホモなんだぜ？

そしてこのフィールドをさらに広げたのがナーフの拳銃でこれを2丁買ったせいで奇襲性が高くなり始めた

あるとき人の家の敷地内に入ってしまいそれを気にせずにやっておっちゃんに怒られた

数日後に俺は迷彩柄の服を買った

さらに数日後に相手が迷彩柄の服を買った

山にはだんだんとロープが増えていった
高い木に繋がってるところも増えていった

足が当たると音が鳴るやつは最初は流行ったがだんだん場所がわかって引っ掛からなくなってすぐ撤廃した

かなり深く穴を掘ってトタンの上に土を乗せて穴に隠れて銃を使い出すとお互いが動かなくなり始めた

まだ続いた
盾は最初は馬鹿みたいに大きい盾だったが潜伏することが増えると折り畳み可能の盾を使い出した

相手は2つ年下だから側から見たら小学生と変なことをする中学生だったろう、もしかしたら噂が立ってたかもしれない…

そして俺が中学2年になると全くといっていいほど遊ぶことがなくなってしまった。ゲームはするけどチャンバラはしなくなった、羞恥心を持ち始めたから

そんで自分が高校生になる前日に、親友はお祝いと言って結構いい菓子をくれた。
美味しかった

そして毒で死んだ

夜だったがチャンバラを思い出したため
久しぶりにやろうと言って剣を持った
銃や盾、煙玉なんやらの小細工はなしの原点の戦いだった

3回勝負で1回目は自分があった
2回目で相手が勝った
3回目が長かった

なぜかわからないけど厨二病だったこともあり、この戦いが終わったらもう遊ぶ機会がほぼなくなるんじゃないかと思った
こっちが3年の頃にはほとんど付き合いがなくなっていたため遊びに付き合ってくれたことが奇跡みたいなもんだったと思う

一発当たったら負けというルールでやっていたがどっちも距離を保っててお互いが攻撃しても受け流される状態だった

多分5分ほどだったが自分は体感30分にも感じるほど長く感じた

汗は出始めてお互いが浪費し始めてそろそろ決着をつけないとと思い始めた

とりあえず頭に向かって振り下ろした、一気に踏み込んで頭を打った、だけど相手の剣は同じタイミングで自分の心臓部分に当たっていた