女子中学生の習性。自分と同質であることを過剰に求め、異質なものには排他的になる。

■チャムグループとは
　類似した考え、態度、判断などで結びついた同性集団で、思春期初期の女子に多く見られます。
同質であることを過剰なほど強く求め、その結果として異質な面は些細なものでも排除しようとする排他性が強い点が特徴です

痛いけど一緒にいたい！思春期の女子中学生が排他的なグループをつくる理由（教員養成セミナー） – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca9572101f38c16c92397dc2b3737ddb38864233

　私たちは必ず何らかの集団に所属して生活しています。
集団の中にいること、集団の成員と一緒にいることで安心感が得られます。
子どもが経験する最初の集団は家族ですから、自分の思いがほぼすべて実現できました。
しかし、そんな中で育ってきた子どもが幼稚園、小学校、中学校に通う中で、自分の思いが必ずしも通るとは限らないことを知り、他者とどのように接すればよいのかを学んでいくのです。

　具体的な日常の場面の中で、自分とは違う他者が何を考えているのかを推測することで「心の理論＊」が獲得できます。
それが「誤解などによるトラブル」を避けるスキルにつながっていくのです。

　では、どうしたら心の理論に裏打ちされたトラブル回避スキルを身に付けさせることができるでしょうか。
大人は自然と程よい距離感を保てるものですが、子どもにそれは容易ではありません。
まずは話し合い、コミュニケーションを図れるような場を豊富につくることです。友だちの知らなかった一面を垣間見ることが、驚きと同時に親近感を抱くきっかけになったりします。
「そういう人だったんだ！」という温かい気持ちは肯定感につながり、もっとその人を知りたくなるに違いありません。
一人ひとりが他者を肯定し、自分自身も肯定することで、温かいクラスができるのです。

＊他者の心を推し量り、理解する能力。

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