【長崎大学病院の教授】 「かつてない大災害だ。カラオケや飲食店だけで注意するのではなく、普段会わない人との接触を減らしてほしい」

長崎市内に県独自の「緊急事態宣言」が出されたことを受けて、長崎市と市内の医療機関が記者会見し、
第４波は感染力が強く、早く重症化する患者が多いとして「長崎市でも大阪や東京のように、
自宅や宿泊療養施設で待機中に亡くなる可能性があり、それが目前に迫っている」として、感染防止対策の徹底を訴えました。

長崎県の中村知事は、感染拡大が続く長崎市内に８日から県独自の「緊急事態宣言」を再び発令しました。

これを受けて長崎市と市内の医療機関は８日、記者会見しました。

このうち長崎みなとメディカルセンターの門田淳一院長は「第４波は感染力が強く、第３波に比べて早く重症化する患者が多い。
長崎市でも大阪や東京のように自宅や宿泊療養施設で、待機中に亡くなる可能性があり、それが目前に迫っている」と危機感を訴えました。

また長崎大学病院の泉川公一教授は「かつてない大災害だ。災害時に『命を守るために行動をしてください』と言われるが、まさに今はそういう状況だ。
カラオケや飲食店だけで注意するのではなく、普段会わない人との接触を減らしてほしい」と感染防止対策の徹底を訴えました。

さらに２人は、長崎医療圏では病床占有率が７５％を超えていて、
このまま感染者が増えれば、救急救命の診療が受けられなくなるおそれがあると強調しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210510/5030011380.html#:~:text=%E9%A3%B2%E9%A3%9F