BLEACHの作者、可哀想すぎる

作者「いえいえ、それほどでも」

編集「相談なのですが、ブリーチはこれからどの程度続けていくおつもりで？」

作者「そうですね、これから藍染との戦い…そして元死神代行の男との戦い…」

編集「ほうほう」

作者「そしてその後に、滅却師との戦い…主人公の出自の秘密、加えてなぜ藍染が裏切ったのか、なぜ死神界が存在するのかというところに焦点を当てる最終決戦編です」
作者「滅却師を相手取る中で、五大貴族の政争が複雑に絡んでくる予定です」

編集「おおっ！」

編集「あー…」

作者「何か不都合が？」

編集「…次の編から、どうにか引き延ばして長めにできませんかね？」

作者「えっ」

作者「あれだけ引き延ばせばそりゃそうなるでしょう」

編集「う～んこの調子だとなあ、アンケがなあ」

作者「あの、普通にやらさせてもらえませんか？」

編集「でもジャンプの方針だとなあ」

編集「！」

作者「こうすれば引き延ばさなくても長い章になるはずですよ」

編集「さすが！やっぱりあなたは天才です！」

作者「この三倍くらいですね」
作者「導入はしっかり丁寧に行いましたから、ここから盛り上がってきますよ」
作者「完現術と、新しい仲間達、そして月島の影…」
作者「ここで死神界隈の黒い一面が見え始めてきて、どんどん話が複雑に盛り上がってきて…」

編集「あの、アンケ悪いんで畳んでもらえませんか？」

作者「はぁ！？」
作者「ひ、引き延ばせって言ったのあなたでしょ！」

作者「単行本は好調だって…」

編集「でもジャンプはアンケ至上主義なので」

作者「……」

編集「じっくり話進めるのはいいですけど、それでアンケ落とされるのはなあ」
編集「話遅いし前準備ばっかりだし、説明ばっかりだし雰囲気は暗いし…」
編集「すぐ終わらせてください」

作者「誰のせいだと思ってるんですか誰の！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

編集「じょ、冗談ですよお」